新聞やテレビで報道される自然破壊のニュースを見るたびに、自分の毎日の生活方法を反省し心が痛むこの頃です。
それで私は考え込んでしまう事が多くなりました。割り箸を使う時も「えっ! これ、マレーシアの熱帯雨林の木?」ティッシュペーパーを使う時も、新聞の折り込み広告をくず入れに捨てる時も、これどこの木の無駄使い!? ビニールの袋・プラスチックの使い捨て容器も、毎日々々世界中の方々の工場で沢山製造されているに違いない。どうする気なのだろう? 今に地球上全体がプラスチックのごみの山で埋まる日が来るに違いない!
私達はまだ良いとしても、これから次の世代を生きる子供達はどうなるだろう。自動車だって電気製品だって次々に生産して、古いのはおまじないを使って「パッ」と消えるようにでもしない限り、どうにもならなくなるのは分かり切った事なのに! 作る人は、その製品を使い切った後の処分の方法を考えてから作るべきだったと思います。
機械だけではありません。着る物でも、食べる物でも無駄使いが多すぎます。私だって生活が便利になる事を願って、冷蔵庫、洗濯機、自動車等々、次々に使い喜んでいる迂闊な一人です。
さあ、どうしたらいいのでしょう。「全部作るのを止めてしまったら?」と言うのは簡単な答えですけれど、そんな訳にはいかないでしょう。経済はうまくいかなくなり、仕事がなくなると、どこの国も失業者でいっぱいになってしまいます。
『仕事を一度、広げ過ぎると質が低下しそれを止める事が難しくなる』と言うのは、誰にでも分かっている事なのに、人間は同じ事を繰り返してしまうのですね。私も今の時代に生きている限り、一人で逆らって石器時代のような生活をする訳にもいかず、考えに考えてみると、私達に出来る事は周囲の子供達に少しずつ『節約』する事を一生懸命教える事ではないでしょうか。